秋田県横手市選出 県議会議員|小原 正晃 ( おばら まさてる ) ウェブサイト

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土着ブログがにわかに...

2011年6月30日 01:25

 

ひっそりとスタートし、友人以外誰の目にもとまることのなかった(笑・悲)「小原まさてるHP」が、アクセス数の多い<寺田学 衆議院議員のHP>で同僚議員の「沼谷純 HP」と共に紹介されました。

 

にわかに問い合わせが多くなり、その影響力にびっくりしています。

寺田代議士、広告ありがとうございました!

しかしながらその分本格派の沼谷議員と比べられて恥ずかしさも多々あります。。。

 

「土着ブログ」はその名の通り、故郷を愛す私が、この土で生まれ、この土地で生活し、この地に恩返しをしていきたいと思い、名づけました。

これから少しづつ、思いを綴っていきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。

 

下は土着ボツ写真です。某所で田植え中に撮影したのですがとても寒かったです。

曇りがちな秋田の空と緑の自然と一体となり、田んぼの中で土と戯れ、水面と苗のバランスが絶妙な、これこそ大いなる秋田を表す写真だ!良い絵を撮ってもらった!と、自分では思っていたのですが、少々やりすぎなのでは?という声もあり不採用となった写真です。しかしながら自分では大変気に入っております。

この田んぼと秋田のすべての田んぼが秋に美しい黄金色の稲穂を実らせる事を強く希望しております。

災害もなく、普通に収穫が出来、それを食べることが出来ることが、人類の歴史で一番の幸せなのかもしれませんね。

今年は植えたばっかりですが、つい最近も豪雨もありましたし、心配が尽きません。

昨年も収量・品質共に悪かったし、今年こそ良い年であってほしいですね。

早く収穫して~

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廃校で雇用を! その1

2011年6月30日 01:01

昨日は午前中、総合防災対策調査特別委員会が秋田市でありました。

今までの総括と議会への提出資料の話し合い、そして今後の打ち合わせを話し合いました。

 

そのあと午後からは地元へ帰り、平鹿地域振興局へ地元住民の要望の話をしに。

 

その足で、私が議員を志した大きな理由でライフワーク(最もやりたい仕事)の、「秋田のあるものを生かして雇用を創る!」ことについて具体的な設備の話を聞きに、隣の横手保健所へ行ってきました。

 

「秋田のあるものを生かして雇用を創る!」ことの二本柱の一つを、<加工品出荷額倍増計画>と私は言っています。

 

隣県の青森県、岩手県、山形県では(人口の差はありますが)、同じような農産物を扱っていて加工品の出荷額は3,000億以上あります。それに比べて我が秋田県は何と1,000億もありません。

 

加工して、付加価値を付けて売ることが秋田県はあまり出来ていないのです。

 

いきなり伝統のある隣県の3,000億はなかなか難しいと思うかもしれませんが隣県と同じような物を生産している中で(強みもあれば弱みもありますが)、最低でも今の倍の2,000億には出来るだろう!やってやろうゼ!という意気込みの<加工品出荷額倍増計画>です。

 

確かに青森はリンゴやにんにく海産物、岩手は畜産や海産物、山形はフルーツなど得意分野はありますが、秋田だって他県に負けない“漬物”などの得意分野があるはずです。

 

そのような加工品で売れる成功事例を少しづつ作り、今あるものを利用してあまり投資をかけずに<外からお金を稼ぐ>工夫を出来るようにしていきたいのです。

 

秋田で採れた農作物や自然の恵みに“付加価値”を付けて、加工して、高く売ること。

 

漬物、ジュース加工、乾燥物(野菜・きのこ・お茶)、ハム、干物、缶詰、ジャム、etc…。

 

大根を作ってもそのまま出荷して1本50円しか収入にならないものを、「いぶりがっこ 漬物」にしたら(売り方にもよりますが)1本500円かそれ以上にもなります。

その差額で雇用を生ませる、ということです。

 

それを廃校になった学校や、使われなくなった学校給食センターなど、現在ある施設を利用してやることが出来たら、初期投資とほんの少しのランニングコストはかかりますが、壊す費用や施設が無くなる地元の喪失感、そして地域のやる気などをプラスマイナスで考えると、確実に地域にとっても大きなプラスになり、大変意味のあるものになるだろうと思います。

 

そして「住民出資の株式会社にする」にして自分たちでお金を出し合い、苦労を重ねながら、仲間と共に“愛着”を持って一つ一つステップしていく。責任は自分たちで取り、その代り儲けたら自分たちに返ってくるようにする。利益を歩合にすることで、自然とモチベーションが上がります。十文字の道の駅もこれで成功しました。

 

最初は小さな所からスタートし、地元の母さん方や女性を中心に雇用を生ませ、やりがい生きがいを作る。

 

そしてゆくゆくは会社を大きくしていき、地元の若者やUターンしたい県出身者などの雇用につなげていく足腰の強い地元の会社が理想です。へたな企業誘致よりも現実的で、地元への貢献度は高いといえます。

 

すべてにおいて言えることですが、企業誘致にはメリットデメリットがあります。

 

誘致することが出来、県や市町村で大きなお金(税金)を投入しても、景気が悪くなったりしたら企業の論理で本社に帰ってしまいますし、地元の雇用は生みますが、頼り切っていては無くなった時のダメージも大きいのも事実です。

 

今秋田県でも近年秋田市に出来た誘致企業の中にも、数十億円税金を投入して誘致したのですが、機械のオペレーション化も進んでいるので20人ほどしか雇用が生まれなかったなどという例もあります。様々な考え方もあると思いますが、普通の県民として、1人の雇用に1億円近くかかっているなんて少し費用対効果の面で疑問が残ることも事実です。

 

ですので、企業誘致も必要ですし、もちろん今まで通りかそれ以上に行いながらも、一方で全国との競争に勝てる、足腰の強い地元企業を育成することが今の秋田県にとって最も重要な政策だと思っています。

 

<加工で雇用>という“一点突破”を、何としてもモノにしたいと思っております。

 

 

やたら話が脱線しましたが、横手保健所で良いお話を聞きました。雄勝郡羽後町の明通小学校では、廃校になった学校に「チーズの加工所」を作っているとのこと。今年の4月にオープンしたとの情報を聞き、さっそく電話し夕方に向かいました。

 

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 まだ新しい校舎です。築10年ほどとのこと。やはりもったいないですね。この中に、民間の会社2社と、町の安心安全パトロール隊、そして「明通チーズ工房」が入っていました。

 

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チーズの加工所内です。

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チーズです。余談ですがやたら美味しく、夜にワインを飲んでしまった所2杯で潰れてしまい、昨日はブログを書き忘れてしまいました。

営業担当の佐々木くに子さんと工場長の佐藤円さんから会社の作るきっかけと経緯、今の運営状況など長々とお話を聞かせて頂きました。本当にありがとうございます。

結果、売り先という出口だけは努力次第だけれども、やる気と情熱さえあれば、やれないことはないと思いました。

会社側の視点を教えて頂いたので、今度は行政側の話も聞きたいと思い、今日由利本荘市役所での災害対策調査特別委員会を終え、横手市の県備蓄を見学してから、羽後町役場に行って聞いてきました。

色々とヒントがあり、大きな収穫と今後の自信を得た所です。担当して頂いた羽後町企画商工課佐々木直樹さん、高橋秀徳さん、教育委員会総務の柴田貞光さん、本当にありがとうございました!

 

また一歩「加工品出荷額倍増計画」に近づき、大変嬉しく思っております。これからもよろしくお願いいたします!

 

 

次回は「秋田のあるものを生かして雇用を創る!」2本柱のもう一つ、「秋田あきんど計画」について書かせて頂きます。

 

 

※上の「明通チーズ工房」はなんとこの間から「道の駅十文字」で扱っているとのこと。行ってから偶然聞いて、何か運命的なものを感じました。とても美味しいので皆さんも十文字でお買い求め下さい~

 

 

 

 

秋田県議会 農林水産委員会 県内調査(果樹雪害状況)

2011年6月28日 01:56

先週で農林水産委員会の予算特別委員会が終了し、今日は委員会で雪害の果樹被害状況の現場を確認しに横手市は十文字、増田地区へ。

3・11大震災の影響でかなり忘れ去られた感が強いが、今年は秋田県の歴史上最大の被害が出た大変な状況。48豪雪(被害額約38億円)を大きく上回る被害額で、なんと約43億円。ひどい。。。特にリンゴは栽培面積の65%が被害を受けた。

横手市では約28億円で、内訳はリンゴ約21億円、ブドウ約3億7千万円、サクランボ約1億3千万円など。リンゴとブドウは生産量が半減し、さくらんぼは7~8割程度。平年並みの収穫に回復するまでには5~10年はかかる。その他にもハウス、作業小屋、棚、パイプ、針金などの資材等々………数えきれないほどの財産がこの雪で失われている。

震災と共に秋田県に暗い影を落とす大きな要因。我々はこの大変な状況の声を見聞きし、スピード感を持って農家の方々のやる気と未来へ向けての希望をバックアップしなければならない。

私はこういう「困っている現場を何とかしたい」ということと、「前例がなくとも、0から1を作り上げる仕事をしたい」と思い、この世界に飛び込んだつもりなのでこのような大変な現場を目の当たりにすると俄然、体の芯が熱くなる。

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十文字の小松孝志ブドウ園さん。人手不足のため、まだ棚を起こせないでいる場所も多々ある。棚の“95%”!が倒れたとの事。そしてまだまだ何年も継続して人手、人件費、植え替え用の苗木、棚、針金などの資材費も負担になっていく。

 

上の写真に見られる2mの高さに設置してある棚も、今年は雪ですっぽり埋まった。雪の重さは1㎡立方メートルあたりなんと400㎏あるという事。この重さで覆われて雪が溶けていったら、重みで完全に引き裂かれ、壊れてしまうだろう。むしろ生き残った果樹の生命力の方がすごいことだと感じる。

 

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今日ブドウ園で説明して頂いた十文字こだわりぶどうの会(減農薬で栽培)会長小松正司さんと奥州公正さん。雨の中、暇だれをさせてしまい、大変ぶじょほです。ありがとうございました。

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皆瀬川が大氾濫し、土手の道路がなくなっていた。たった数時間の雨が川の水がいつもより数メートルあがっただけでこのような驚異になる。 まず早急に直さなければ。自然は怖い。

 

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今度は十文字の金沢隆志サクランボ園さんに。十文字おうとう部会の部会長もされている十文字サクランボ会の巨匠。佐藤錦を収穫しており選別作業まっさかりの中、丁寧に対応して頂く。大変ありがとうございました。

 

今年は例年より収穫量が7~8割になり、収穫時期が1週間から10日ほど遅くなったようだ。さくらんぼは雨が降ると潤みが出やすいだけに、この梅雨の時期とも重なり少し心配だ。大丈夫だといいな。

 

我々が帰る間際にもあちこちの農園に観光サクランボ狩りツアーが来ていた。十文字のサクランボを有名にしたのはこの観光によるサクランボ狩りツアーのおかげだと思っているので、他地域の方々にはここの美味しいサクランボをたっぷり味わって、楽しんで、そしてまた他の人にいっぱい「十文字良かったよ~」って宣伝してほしいと思う。そしてその感動を創るのは、他でもない現場の農家さんたちだ。沢山のファン作り、よろしくお願いしますね!

 

 

※あと十文字のサクランボ狩りは「道の駅十文字」が案内所となり行っていますのでそちらで予約してきてくださいネ。(宣伝)

 

 

案内無料で、1時間食べ放題。持ち帰り別料金。中学生以上1,000円 小学生700円  幼児(4、5歳)500円    デス。

 

 

 

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お昼を食べ、そのあと増田に。一番被害額の多かったリンゴの視察。リンゴ増田出荷会の佐々木淳さんの農園へ。藤原隆行会長や出荷会の方々のお話を受ける。

 

残っている木も残酷なまでの被害。根元から切った木はもう掘り起こしたそうで今はただの雑草が生えた地面となり、何事もなかったかのようだ。

 

ただ、リンゴ園とは思えない、もったいくらいの空間が目立つ。ここについこの間まで木があったんだなぁ。

 

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増田出荷会の皆さんと意見交換。後継者不足にあえぐ秋田県農業の中、若い後継者が沢山いて頼もしい。さすが歴史のある大産地だ。ここの方々はあちらこちらで地域のリーダーとして活躍されているメンバーだ。こういった方々が元気になることで地域は必ず必ず再生する。

 

営業と販路と加工。出荷会の皆さんから声が上がった。これは私も最もやっていきたい所です!加工して付加価値を上げ、販路を拡大して収入を増やしていきましょう!秋田県の“あるもの”を生かして雇用と産業を創っていきましょう!

 

地域を元気にするため、地域ブランドの継続のため、なにより早急に対応すること。単年度ではなく中長期にわたり対応すること。我々の責務だと思います。この苦境をバネに一緒に頑張りましょう!

 

 

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最後に秋田市河辺に建設される大規模製材工場の予定地を見学。県で30億近くも投資する一大プロジェクト。すごく広い。10町歩ほどある広大な土地だ。ここで予定では大きな雇用と、秋田県の林業の希望が託されていく予定。地域にある資源を使い、地域の雇用を生み出し、地域にお金を落とす。基本的に素晴らしいプロジェクトだ。

しかしながら細かくチェックしていかなければならない点が沢山ありそうだ。年間の売り上げ目標や販売ルートなどの細かな事業計画など、民間でみられるような資料はほとんど上がってきていないし、失敗したときの責任も誰にあるのか、お金も合わせどう責任を取るのか明確ではない。これを執行部に尋ねた所、「販売ルートも確保しているし、震災での需要もある。銀行も出資をしているし失敗するような計画ではない。」との事。???本当に大丈夫か?秋田駅前の事業といい、前議会で決定している事案とはいえ、大きな責任があるのでとても心配だ。

事業規模に対する資本金の少なさや、今ある県内業者の圧迫にもならないかなど、精査すべき点も多々あると思っている。前回の委員会で執行部に「ここに天下りの計画ははないですよね?」と尋ねた所、それはまったくないとの事だったのでこの点はまず安心。

老婆心ながらこのような事業を行政指導で行ってうまくいっている事例はとても少ないので念には念を押し、私たちの税金が無駄に使われないようにしっかり見ていきたい。


HP開設しました!

2011年6月26日 09:05

今日からHP開設です。

制作して頂きました() See Visions の木村君、代表取締役兼アートディレクターの東海林君(高校の後輩で半年ほど同棲したこともある良き友人)、ご難儀おかけいたしました。See Visionsさんの思いのこもった、あったかいHPに仕上がったと思います。ありがとね。

 

今考えている事や思いなどを、肩肘はらずに書いていこうと思っています。

ちょっとおふざけが過ぎることもたまにあろうかと思いますが、政治でも日常の生活でもなんぼでも明るく、元気に、楽しくしていきたいということがモットーですので、自分なりに楽しく更新していきたいと思っています。

 

皆様これからよろしくお願いいたします。

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