大変残念ですし、非常に考えさせられる問題です。
最近テレビで放送されている、京都大文字焼きの松問題。
毎年8月16日に行われる、京都の「五山送り火(大文字焼き)」で東日本大震災で倒れた岩手県陸前高田市<高田松原の松>を材料とする薪を燃やす計画が、放射能汚染を懸念する意見が相次いだことを理由に、被災地の薪の使用を見送ることを決め、結果陸前高田市で送り火として使用されました。
「五山の送り火には魂を慰めるため、国の安寧という意味合いがあるにもかかわらず、名折れじゃないですか。」
このように被災地の松を使わないことを責める声がある反面、きちんと検査され、放射線物質がまったく検出されなかったという科学的根拠もある中、検出放射能が残存しているかもしれないから危険、中止せよという声が数十件寄せられ中止になったという事実が、この問題の根本的な本質であり、少なからず消費者の心理でもあると思います。
今現在、農畜水産物すべて放射線物質が出ていない秋田県。
しかし、東北というだけで、起こりうる非買運動。
今ここが、この時期こそが消費者の心理のなかでイメージを構築するチャンスでもあり、もしかしたら最後のボーダーラインとなってしまうかもしれません。
キッチリと正確に、そして迅速に、すべての農産物などをチェックしていく体制を整えることが、日本の食糧を支えていく「農業王国秋田」の明日を作る一つ一つの積み重ねになっていくと思います。
「がんばろう東北、がんばろう秋田」が言葉だけでなく、本当に頑張れるか、今試される時がきています。
さあ、動ぐっすべ!