秋田県横手市選出 県議会議員|小原 正晃 ( おばら まさてる ) ウェブサイト

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気持ちも新たに

2012年4月 2日 09:54

先月から、秋田市に泊りが多かったのと総括審査の勉強のため、大分ブログをさぼっていました。

今月からは横手にいることが多くなりますので、その分更新出来る“予定”!?です。

 

ます最初に、3月月末に横手市全域に「HIRAKU 秋田県議会 民主党会派報告」を出させて頂きました。その中にも書かせて頂いているのですが、

 この一年間は主に

 

 ○仕事と子育てを両立できる環境づくりを。

 ○雪害対策と手厚い果樹被害に対する支援を。

 ○食品加工で雇用と農産物の高付加価値を。

 ○学校給食の地場産品導入率UPを。

 ○廃校を利用した地域活性化を。

 ○県外販売の強化と輸送コストの軽減を。

 ○自動起動型信号の整備を。

 

を大きなテーマとして、主張と提案をさせて頂きました。

 

雪害対策や自動起動型信号は多くの想いが重なり、実現出来たことだと思います。

その他はまだまだ継続して取り組んでいかなければいけないテーマだと思います。

 

特に「廃校を利用して食品加工を。そして雇用を。」ということは、実現できるまでしつこく、また継続して取り組んでいきたいと思います。

地域の核となっていた小中高校などがどんどん削減されていく中、そこに地域の方が農業を生かしながら雇用も出来ることをすることで、今一度地域を活性化出来ると思っています。

 

次に、「学校給食の地場産導入率UPを。」では学校給食の野菜の地場産利用率が22年度で27.2%であり、まだまだ取り組みが進んでいない状況です。(千葉県は50%)ここは農業県と自負する秋田でありえない数字だと思いますし、農家の方々にとっても、子供の親にとっても、子供の食育という観点からも3者3様によい取り組みだと思いますので、これからも地場産の物を積極的に取り入れる活動を進めていけるよう、強く訴えていきたいと思います。

 

もう一つ、今回の総括質問でも強く訴えたのが「仕事と子育てを両立できる環境づくり」です。

「経済的支援」と「子育ての両立支援」は、どちらも子育て世代が必要としていることです。

(本当は経済的負担の軽減というのであれば、様々な取り組みはありますが、「旧子供手当て」を民主党の案の通り実現継続出来ていれば一番良かったのではないかと思っていますが…。残念なことに減額になりました。それと必ずかかる給食費を負担することでもよかったと思います。)

今回秋田県では医療費助成を拡充する案を出しました。子育てはこれからは社会全体で育てなくてはいけないと思いますから、これは大変いいことですし、親にとっても非常にありがたいことだと思います。

しかし、限られた予算の中でやる以上、何から何まで一度に出来ない中で、働く親にしてみれば、それよりも今欲しい、今必要で、優先順位が高い要望があると思っています。


①病児病後児保育の環境整備とその利用への助成(安く利用でき、働きに出れる環境を作ることが出来る。)

②育児休暇取得推進する企業への助成(雇われている側が休みやすくなる。)

③子育てを地域でサポートする事業への助成(1時間700円で何時間でも子供を見てもらえるサービス。その負担を半額350円県で負担することで利用しやすくする。福井県はこれでものすごい数の利用がある。これで仕事の両立をされている家庭も多い。しかも見てくれる人に賃金を支払え、これで雇用も出来る。お母さん方が自分の空いている時間でバイトみたいに出来るようになる。)

④保育料の負担削減(県や市町村で負担もい大きいが、現場からはまだ高いとの声が多い。)

⑤第3子の保育料、医療費など無料(できれば2人目も。)

 

など、考えただけでもたくさんあります。
 
 
病気がちな子を持つ親からすれば「医療費助成が一番ありがたい」と言われるかもしれませんが、そこは別制度での助成をすればいいと思います。

優先順位の問題で、今回の医療費助成の拡充分の10億円という大きなお金を使うのであれば、最初にこのような両立支援を整備してほしいと思っています。
 
理由は単純で、両立支援の方が求めている方や困っている方が現場で多いし、こっちの方が確実に少子化に効果があるのです。

今まで秋田県のあちこちの市町村で医療費助成をしていますが、それで出生率も上がっておりません。
しかし、両立支援を手厚く支援している福井県では、出生率が上がっているのです。

少子高齢化日本一、1年で1万人も人口が減っている秋田県にはまず最初に出生率を上げるこういった取り組みが必要ではないかと思います。

 

4月からの新年度も、こういったことを継続しながら、そしてまた新たな課題に向かって進んでいきたいと思います。

 

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