秋田県横手市選出 県議会議員|小原 正晃 ( おばら まさてる ) ウェブサイト

最新の記事 > 湯沢雄勝・横手・美郷の農林水産調査

購読する

湯沢雄勝・横手・美郷の農林水産調査

2012年5月25日 02:20

5月22~24の3日間の日程で、湯沢雄勝、横手平鹿、美郷地域の農林漁業の視察に行きました。

IMG_0445.JPG

最初は雄勝漁業組合さんと役内川で。稚魚の放流事業、水源資源の管理や地域の雪捨て場へのゴミの不法投棄の状況などの説明などをお聞きしました。

IMG_0453.JPG

明け通りチーズ工房。廃校利用と食品加工の県内先進事例として、昨年から数回お邪魔させて頂いておりましたが、実際チーズを作る現場を見ることは初めてでした。

IMG_0457.JPG

お母さん方が丹精込めて育てた牛から採った牛乳で、数々の製品が作り出されてます。ここでの問題は「販売」。せっかくこのような美味しくて付加価値の高いチーズがつくられておりますが、まだ商売に結びついておりません。秋田県では今年度「うまいもの販売課」が新しく設置され、こういった素晴らしい素材を繋げる役割が期待されています。売り込みとマッチングをどんどんして、地元に雇用と現金収入に繋げていきたいと思っております。私も営業に力を入れたいと思っております。

IMG_0460.JPG

羽後町沼園芸場。写真がうまく取れておらず、帰りの車の中から撮影した風景しかありませんでした。ハウスの周年花卉栽培で、年間を通した出荷をされておりました。秋田県農業の一番の課題である、冬の燃料費の問題について大変考えさせられました。

※やだらうめ~ままになる機械を発見。精米所は地元の人しか使わないでしょうからなまってていいんです。

IMG_0461.JPG

横手の畜産農家、伊藤さん親子です。品評会で数々の賞を受賞されており、秋田県を代表する畜産農家さんです。

IMG_0462.JPG

私の家も伊藤さんの地域で、同じ学区内です。小学校の時にも図工の授業で絵を描かせにお邪魔させて頂いた記憶があります。ここで秋田県が誇る、義平福の子が育てられていることに凄く感動しました。和牛の5年に1度のオリンピック、全国和牛共進会の出品候補の牛もおり、是非とも頑張って頂きたいと思います。畜産のご苦労など、現場の生の声が大変勉強になりました。

IMG_0466.JPG

農事組合法人アグリピースさんのしいたけハウスです。近代的で工場のようなハウスです。近年市場単価の下落や大手企業の参入などもありますが、ここでは秋田県農業の大きな可能性とこれからの方向性を見させて頂きました。ここでは農業者の熱い夢が詰まっており、「人」によって地域を変えられることを実践されており、本当に刺激になりました。代表やチームの皆さんも非常にお若く、これからどんどんと大きくされ地域を引っ張って頂きたいと思います。

IMG_0469.JPG

横手精工さんの植物工場。県内初の取り組みです。廃工場や廃校などを上手く利用して、全国に展開できる新しい雇用を生める取り組みになって頂きたいと思います。IMG_0475.JPG

ニューファーム千畑のハウス。代表である元県議会議員の樽川さんが開発された最新技術に感動です。ハウスを2重にし、地下水をくみ上げ中のハウスにふりかけることで室内の温度を一定に出来るとのこと。夏は5・6度下がり、冬でも15度ほどあるようです。暖房をたかないで出来るこの技術は、今後秋田県の農業に大きく取り入れることが出来るのではないでしょうか。

IMG_0476.JPG

ニューファーム千畑さんと意見交換。

IMG_0477.JPG

 最後に美郷サンファームさんです。家の側という事もあり、個人的に何回かお邪魔させて頂いておりますが、今回も深沢代表から色々な説明を頂きまた新しい勉強になりました。

ここは秋田県農業6次化の最新事例です。レストラン、加工、直売、宿泊を兼ねた取り組みで今大変注目されております。

 

今回湯沢・平鹿・美郷を回り、最新の取り組みを学んだことで多くのヒントを得ました。

1000万稼げる農業、後を継ぎたくなる農業、60からの農業、通年行える農業、そして加工で雇用を。

来月議会からもこの思いをぶつけていきたいと思います。

当サイトに使用されている全ての文章、画像、写真のいかなる無断転載も禁止しています。
Copyright (C) Obara Masateru.All Rights Reserved.