秋田県横手市選出 県議会議員|小原 正晃 ( おばら まさてる ) ウェブサイト

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高橋勇市選手

2012年11月10日 11:00

地元の英雄、高橋勇市選手のロンドンオリンピックのお話を聞かせて頂く報告会、「高橋勇市選手を囲む会」に参加させて頂きました。

 

 

高橋選手は全盲のランナーとして、アテネオリンピック(視覚障害の部)で世界一の金メダリストとなり、北京オリンピックでは16位(全盲と弱視クラスが統合となったクラス別であれば銀メダルの成績)、そして今回のロンドンオリンピックでも7位入賞と素晴らしい成績を残されました。

 

 

現在48歳という年齢ながら、オリンピック毎にタイムを上げ、何と今回もフルマラソン2時間42分で完走されております。

しかも今回は伴走者にアクシデントがあったり、大会運営側の残り距離の表示ミスからペース配分を間違えたりという、大きなハプニングが続いた中でのレースだったとのお話でした。

そしてゴールした瞬間もまだ気力体力共に余力を残しており、すぐ「まだやれる!次のリオデジャネイロを目指そう!」と思ったとのお話を聞かせて頂きました。

 

 

徐々に視力が低下し、30歳を超えて全盲になった時には一時死も考えたという中からのこの活躍は、見る者に勇気と感動を与えます。

障害を跳ね除ける気力、世界一を取った後でも挑戦し続ける姿勢、年齢の枠を超えたチャレンジスピリット…。

人生はよくマラソンに例えられますが、高橋選手のマラソンを見ると自分もまだまだ頑張れる、あきらめないこと、やれる、という気持ちが奮い立ちます。

 

このような人生の手本となる素晴らしい先輩を持ち、本当に嬉しく思っております。

これからも地域一丸となって、ますます高橋選手を応援していきたいと思っています。

 

 

☆次のリオは「トライアスロン」で勝負したい!とのサプライズ発言もありました!

高橋選手の4年間の努力に注目です!

 

 

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決算特別委員会

2012年11月10日 10:25

決算特別委員会のメンバーに選任して頂き、11月から決算の部局別審査をさせて頂いております。

昨日で観光文化スポーツ部、産業労働部、議会事務局、人事委員事務局、監査委員事務局、労働委員会事務局、警察本部、健康福祉部の部局別審査が終了しました。

まだ全体の3分の1ほどの審査状況で、これから11月いっぱいを使い審議していきます。

初めての決算委員会で毎日資料との格闘ですが、目を皿にし、細かく精査していきたいと思っています。

 

 

横手市身体障害者福祉大会に参加して

2012年11月 2日 10:28

横手市身体障害者福祉大会に参加させて頂きました。

 

現在秋田県の身体障害者数は現在約5万8千人。

10年ほど前から比べて約9千人増えています。

秋田県の総人口106万人中、5.5%の割合で18人に1人が障害を持つ方です。
障害等級別では重度の1、2級が全体の約半分を占めており、60歳以上が約85%です。
私の住む横手市では5千5百人ほどおり、約10万人の住民のなかでも5.5%、これも県と同じ18人に一人の割合であり、生涯別等級も60歳以上の割合も殆ど同じです。

 

この数字から推測すると、秋田県の障害を持たれている方の課題として
「高齢化が進んでいること」、「重度の障害等級が多いこと」が言えます。

 

重度の障害等級の方が増えていることを考えると、重度の身体に不自由な方のケアももちろん一番に考えなければいけませんが、またその障害者を“支える側”のケアも必要になると思います。
ノーマライゼーションの理念が叫ばれ半世紀以上経ちましたが、障害を持つ方や高齢者などが社会の中で普通に生活できることへの努力は少しずつではありますが改善されてきておりますが(もちろんまだまだ十分にはほど遠く、さらなる支援が必要ですが)、これからは家族に障害者を持つ家族も、障害をたない家族と同じように生活できる環境整備が現在の福祉として求められてきているのではないでしょうか。

 

精神的、肉体的、経済的にも、“支える側”へのサービスが必要だと思います。これは今の時代一番求められていることではないかと考えます。

 

日本では自分の家で家族を見る事が美徳とされていますが(※私の家でも認知症を患う要介護4の祖母と同居しているのでかなり気持ちは分かっているつもりです)、嫁に来た家で実の親ではない姑の面倒をみるお母さん達の場面も多く見られ、精神的肉体的にも負担も大きいお話をよく聞きますし、また介護の中では経済的にも困難になるということをあちことでお聞きします。

私はまず介護する方を、笑顔にしたいと思っています。

そうすることで必ずサポートを受ける障害者も笑顔になり、その家族全部に笑顔が伝染していくものと思います。

 

こういった家族への精神的、肉体的、経済的なサポートの強化などの福祉をするための財源として、今回の消費税増税は必要であると考えます。

私は少子高齢化日本一、世界一の地域であるこの秋田県こそ、安心して年を重ねられる環境が必要であると考えますし、人間らしく生きられるところに財源やパワーを投入すべきと思います。

 

今日横手市の身体障害者福祉大会に参加して、ほとんどご高齢の方の参加者やご家族の方を見て、強く思いました。

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