今年も力一杯、地域の皆様と共に仕事が出来ましたことに、心から感謝を申し上げます。
私の2013年の活動を一文字で表すと「仲(ちゅう)」だと思います。
今年は人と人との仲に立って仕事をさせて頂くことの多かった一年でしたし、多くの仲間が出来たり、失ったりもした一年でした。
日常の政治活動では、農業関係・市場関係などの多くの方と深い繋がりを持つことが出来ましたし、災害や住民要望など様々な現場に出向き、県民の皆様の声を届けることができました。
また、日常の活動により多くの県職員の皆様とも関わりを持たせて頂きました。
議会内では、1年生議員の勉強会の事務局を受け持たせて頂き、勉強会の開催などによって、他の先輩議員の皆様や県内外のトップリーダーとのパイプを持つことができました。
民主党秋田県連では、総務会長の役職を拝命し、県連の代表として会議に出向くことが多くなり、国会議員や全国の県議、市町村議の仲間が出来ました。
そして、県内あちこちの選挙の応援をし、年間30日間選挙カーに乗車する中で沢山の支援者の皆様とお会い出来ました。
今年は例年以上に素晴らしい出会いと貴重な体験をさせて頂いたと思っています。
しかし残念な事もありました。
昨年末の衆議院選で支援した候補者から、結果として裏切られてしまい、多くの支持者の皆様にもご迷惑をお掛けすることになりました。
この件については、事実と反したことで私の仲間を訴えるという結果になっていますので今後、法的な機関でしっかりと事実を訴えていきたいと思っています。
本当に考えられないことで多くの仲間や支援者が傷つき、大変な思いをした一年でもありました。
また、大きなご恩を頂いた方がお亡くなりになり、非常に心痛ましい年でもありました。
来年は、米政策の大転換や、年金引き下げや高齢者の保険料値上げ、消費税アップなど政府の方針によって、秋田県民にとって非常に試練の年でもあると思っています。
中央集権主義、大都市と地方の格差の問題など、県政の中だけでは届かない問題などが山積みとなっていますが、一つ一つ課題に立ち向かい、秋田県を、また地元横手市に暮らす皆様の声を国政県政に届けて参りたいと思っています。
新年も皆様にとって良い年になりますよう、心からお祈り申し上げます。
「農林水産業・地域の活力創造プランに関する説明会」に参加し、農林水産省の方から日本型直接支払制度等の説明を受けました。
今秋田県議会農林水産委員会の中でも米政策や今後の農業農村について話し合いましたが、何とも今回の見直し政策、納得いきません。
戸別所得補償制度から名前を色々変えてますが、結局農家への配分が減ります。来年度だけで秋田県全体で50億円も減少します。この経済効果は秋田県経済にとって大変大きな影響でしょう。
また飼料米への転換がすごく良い政策のように報道されてますが、よく見るとかなり穴もあります。
一反歩から700k以上収量を上げる?今の通常の米の平均収穫量は550k前後。
飼料米といえども収量を大幅に上げるためには当然コストもUPします。またカントリーはないし輸送も大変です。
販売先は?販売先がないと補助も出ません。
今までの政策でも1反歩8万円の補助などありますがそれでも結局合わなくて生産が伸びていない現状です。
個人的には今回の最大10.5万円と打ち出しても秋田県では良くて今の倍くらい(今740Ha程度)しかできないのではないかなと思ってます。
結局、米から園芸作物へ切り替えないといけないのですが、それに対する支援や方向転換も言葉だけが先行して具体的なものが見えません。
農業者の所得を倍にすると言ってますが、それはこのままだと中小・兼業農家の切り捨てをし、大規模農家、法人化だけにすると数字マジック上では可能かもしれませんが、そうでは地域が維持できなくなると思います。
秋田県農家数約6万戸、農家人口約20万人。
農家の経営再生には今までと違う売り先や切り口、土地の優位性がある売電事業など別視点からも考えなければいけません。
今議会での執行部の答弁は、国の政策が出ないため、歯切れの悪い答弁でした。
しかし国の政策に関わらず秋田県の課題は変わっていません。
県独自の取り組みが必要と思います。
次回の議会では秋田県独自の儲かる農業のバックアップ支援を提案していきたいと思っています。