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締切間近! 地域支え合い体制づくり事業のおしらせ

2011年9月23日 11:30

最近、敬老会などの行事に出席させて頂く機会が多々あります。

 

おじいちゃんおばあちゃん、そして地域の婦人会の方々ともお話をさせて頂いておりますが、高齢者だけの世帯や老老介護の現状、独り暮らしの世帯の方の多さに本当にびっくりします。そしてその苦労や大変な状況をよく聞かせて頂いております。

 

 

現在私は9人家族で81歳になる祖母と一緒に住んでいます。祖母はまだ若い70歳頃、10年ほど前から認知症を患い始めました。最初は「あれっ?」っと思っていた程度だったのですが、どんどんと加速的に悪化していき、今では私の事もほとんど認識出来ないような寂しい状況になってしまいました。

そんな祖母ですので一人にすることが心配なので、必ず家族の誰かが家にいて見ているという生活をずっと続けています。

 

我が家では家族が多いことと、元看護士の母が早期退職し、祖母と子供たちを見てもらっていますので何とかまぶれてやっていけておりますが、この寂しさとまれに襲うむなしさ、そして肉体的な疲れなども重なって、心身ともに疲労困憊してしまうことは、負担の多い状況の中ではもっと多くあることだと思います。

そして特に団塊の世代の嫁さんが両方の両親など一人で何人も見ている場合、高齢者だけの世帯、高齢の老老介護の中などは大変負担が大きいと思います。

  

色んな方々のお話を聞いておりますと、負担が直接一人にかかってくる逃げられない状況の中で、自分のかわりに少しの間見て頂ける人や、(離れて暮らす家族以外にも)手伝ってくれる人が欲しいというのも本音のようです。そしてその悩みや苦労を共に話せる仲間もいれば元気が出るのになというお話も心に残りました。

そして高齢者の方々も、敬老会などの企画はとても楽しく、地域の知り合いや友人に合えるので、このような集まりなどいいことでもっと集まれる場が欲しいなどというお話も沢山いただいております。

 

 

 

何でも行政に求めることは難しいですし、かといって今の行政サービスの対応だけでは限界があります。

ですので、今後は地域の中での支え合い活動を行政がバックアップして、あくまでも住民が主体となって地域を支えていくことが一層求められていく世の中(助け合い、支え合った昔の時代に戻る感じかもしれません)になっていきます。

 

 

 

そこで、前段が長くなってしまいましたが本題に移ります。

 

このような問題を含め、高齢者を地域が支えていくことへ助成する(今行政で10分の10補助が出るものはほとんどありません!)事業が、秋田県では23年度10月7日締切であります。

もうギリギリですが、これは非常に幅が広く、使いやすい助成対象となっておりますので、ぜひご活用して頂きたいと思います。

今現在そういった負担のない方や、思いのある方、仕事を退職しまだ若い方々など、地域や自分の家族のために活動するはいかがでしょうか。

 

 

詳しくはこちらから↓

 http://www.pref.akita.lg.jp/www/contents/1297137472178/index.html

 

 

自治体、町内会、NPO、社会福祉法人、老人クラブ、福祉サービス事業者などを対象に、触れ合いの居場所づくり、買い物支援、移送サービス、生活・介護支援などにかかる経費を上限350万円まで見るというものです。

これは既存組織の新たな取り組みや、NPOなどの新たな活動団体の立ち上げにかかる経費のうち、

●先進地視察に係る旅費

●地元説明会の開催費用

●事務機器の購入費用

●自動車や除雪機、草刈り機の購入費用

●オープニングセレモニーに係る費用等

なども対象になるとのこと。

 

 

そして活動拠点の整備として上限100万円

●給排水整備

●衛生設備改修工事

●床・天井・壁仕上げ張り替え工事

●すのこ・カーペット・食器棚購入費用等

まで対象との事。

 

 

これだとかなり幅の広い活動が出来ますよね。町内会や敬老会で高齢者が集まる場をもう一度構築するために、地域の会館などの壊れている所の改修や除雪機を購入し、そこで週に何度か集まって活動する何てことも良さそうです。使いやすい事業だと思いますので、お早めに秋田県内の各市町村お問い合わせしてみて下さい。

 

 ※なお、これは高齢者・障がい者を対象にしておりますが、子ども系のNPOコミュニティカフェ等の活動、また、地域づくりの人材養成等には高齢者も参加するということで、その点を強調することによっても様々な活用ができそうです。

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