秋田県横手市選出 県議会議員|小原 正晃 ( おばら まさてる ) ウェブサイト

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12月議会

2011年12月22日 02:47

今年の秋田県議会は今日で終了となります。

今回の12月議会は自分にとっては勉強したい案件が大変多く、今までよりもとても長く感じた議会になりました。

 

今議会は「ガレキ処理」、「観光文化部」などが大きな焦点となりました。

ガレキ処理は今日の本会議でまた議論されますし、観光文化部は次の2月議会に持ち越して議論されます。

 

ガレキ処理に関しては、私は基本的に、あやふやなままの受け入れには反対でした。

放射能汚染の可能性に対し、<すべて検査>し、安全だと認められた物は受け入れるというスタンスでしたが、知事が一般質問の答弁で「受け入れるガレキを岩手でも検査し、秋田に入ってくる段階でもトラック1台1台のように検査する必要がある」旨の説明をされ、執行部もそれに沿った考えを表明されましたので、明日の採決では賛成に回ります。

 

この件は放射能という目に見えないものに対する恐怖と、そもそも国の基準はどうなのかなどと心配されている方が大勢いらっしゃることや、私も子を持つ親として心配な気持ちは非常にわかります。

しかし、隣県が困っている時に、手を差し伸べることや協力し合う姿勢は当たり前に必要だと思いますし、子供たちにも大人たちが動くことを見せなければならないのではないでしょうか。

 一時の自分たちの感情で、次の世代にまで迷惑がかかることのないようにしながら、あらゆる角度から検査をして、そして安全の確認をしたものの受け入れをきっちり行うことを見極めていきたいと思います。

これは本当に言った者の責任があることですので最後まで見届けなければならないことです。

そして自分たちで出来る事、人間としての「思いやり」や「絆」を大事にしながら、隣県である秋田県も復興に協力していければと考えています。

 

 

観光文化部(仮称)はまだ中身が全然決まっておりませんので、これからの議論で方向を決めたいと思います。

地域の交通網を管轄する、建設部の交通政策課も観光文化部に入れるような構想もあり、修正が必要と思われる部分も多くありました。

 

私も観光業(秋田ふるさと村、道の駅十文字)で働かせて頂いていたことと、現在横手市で行っている「自分のチカラ研究所」という地域おこしの講義も受けさせて頂いていることなどから、観光は大変興味があり、自分としては得意な分野だと思っております。

今回の総括質問で観光文化部について、自民党会派の 菅原こうじ議員 が民間会社の経営者ならではの視点で、非常に前向きな質問をされました。やはり大きな会社を経営されてきた方の視点は大変勉強になると感じました。

 

すそ野の広い、この観光の分野で「秋田県を元気にする」ため、多くの知恵と熱意を持った方々と様々な知恵を出し合い、議論を重ね、秋田の役に立って行きたいと思っています。

 

 

2月の当初予算には様々な課題をぶつけていけるよう、今から準備を進めていきたいと思っています。

 

※未来づくり交付金やその他の大きな案件については後ほど書いていきたいと思います。

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